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tomitaZUU

Author:tomitaZUU
 元IT起業家、現在は某大手金融機関にてタイのバンコクに駐在中。タイの上場企業のマネジメントとして戦略を担当させてもらっています。
 一橋大学経済学部を卒業後、某大手金融機関入社、支店営業にて会社史上最年少記録を樹立→本社プライベートバンク→シンガポール駐在&ビジネススクールを経て現在に至ります。
 夢は南極の氷が全て溶け落ちる程、世界を熱く燃え上がらせること。ネット×金融×教育を融合させ、来年起こす会社を時価総額10兆円へ、55歳までにその経営権を譲渡し、そこから100兆円規模の財団を起こします。そのゴールに向けて、一瞬一瞬を150%で走っています。
 ブログを見て頂けた方が、少しでも熱くなったり、モチベーションが上がったりしてもらいたいし、もしくは有益な情報を仕入れて頂けると光栄です。微力ながら、全身全霊でやって参りますので、御指導御鞭撻何卒よろしくお願い申し上げます。

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2012年ネットバブル2崩壊~その仕組みと注意点~



『世界は2012年ネットバブル崩壊から次のネットバブル(2018年頃)へ~ベンチャーが大きくなる過程~』


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photo credit: Ahmad Nawawi via photopin cc


まず、始めにバブルとはについて定義してみたい。

全てのバブルは
①人々の熱狂(幻想)
②資金循環
から生まれており、説明ができると考えている。

これは80年代の日本のバブルも、2000年のITバブルも、リーマン前の米国不動産バブルも全て一緒。
このことを頭の片隅に置きながら、下記を読み進めて頂くと理解し易いだろう。



【ネットバブルの歴史と今後の予想】
これまでのネットバブルを振り返ると共にこれからの予想周期を導き出してみる。

1999-2000 ドットコムバブル (Web1.0バブル)
↓6年後
2005-2006 Web2.0バブル
↓6年後
2011-2012 ソーシャル・スマートフォンバブル (Web3.0バブル?)
↓6年後?
2017-2018 拡張現実バブル?ネットTVバブル?
↓6年後?
2023-2024 人口知能バブル?タイムマシンバブル?

※ポイントはこの間隔が6年となっていること。



【ネットバブル時の株価や企業の動きを見てみる】
2000年のネットバブル時、通信関連銘柄が多いアメリカのナスダック総合指数は1996年の約1000P(ポイント)から、1999年には2000Pを突破、2000年3月には絶頂の5048Pまで示現した。
しかし、そこから急落し、2002年には1000P台まで下落。その過程で、多くのIT関連ベンチャーは倒産に追い込まれ、2002年の米国IT関連失業者数は56万人に達していた。

その当時の、日本でも同じようなことが起こっており、2000年頃には、NTTドコモ、ソフトバンク、光通信などの株式が来る日も来る日もストップ高(一日の制限値幅上限で止まること)を続けていた。
特に凄かったのが、光通信、最高値で24万円までいった株価が3ヶ月で8000 円台まで下がった。

2005年にもWeb2.0バブルというものがあった。
日本でもIPO銘柄は何倍にも跳ねたし、次々に渋谷・六本木のITベンチャー達が(毎年赤字を続けているにも関わらず)上場した。
特に2006年はIT大事件イヤーだった。ライブドア上場廃止、ベンチャーを多く担当した中央青山の不正監査事件、村上ファンドの崩壊、IT企業大幅下方修正の嵐など。
ここで一番のバブルを物語たったのは、インデックス(株価コード:4835)だろう、株価は100倍に達した後、最終的に1/120まで下落した。

そして、世の注目を一斉に浴びて上場したのがMixiで株価は倍に跳ね上がった。
(公募価格が155万円で、その約2倍の300万円台で取引されてたなんて今は誰も信じないだろう)

振り返るとこれがピークだった。



【なぜ、ネットバブルが起こる(った)のか?】
1997~1998年に世界は混乱の渦に中にいた。アジア通貨危機・ロシア危機を発端に、世界一の伝説のヘッジファンドLTCMが破綻に追い込まれる。米政府は連鎖破綻を嫌い、市場金利を一気に引き下げる。
その一方で、もちろん株価も商品市場も大暴落しているわけであり、投資家は大きな傷を負うことになる。

しかし、こうした中でも投資家は常に投資機会を探している。
その受け皿になったのが、VC(ベンチャーキャピタル)やPE(プライベートエクイティー)などネットを中心とするベンチャー企業などに投資するファンドだ。

一方で、低金利が続く中、世界経済減速から無傷であった新興企業達は資金調達が以前より容易になった。
また、低金利の元、資金流入が加速しパンパンに太ったVCなどは、資金を有効活用するために、どんどんベンチャーへ投資を続ける。(というより、投資しなければ、投資家にリターンを返せないのでバンバン投資をすることになる。)

結果として、これが、2000年のITバブルの頂点、そして崩壊までを加速させた。


これは、どのバブルでも同じ。
2005年のWeb2.0バブル前を見てみたい。

アメリカでは2001年9.11のテロが起こり、その同年にエンロンが破綻、その翌年にワールドコムが破綻と、そこから2004年6月までずっと1%の低金利が続いてた。

一方で、日本の場合は、2003年にみずほ銀行が潰れそうとまで言われ、かつ、りそな銀行には公的資金が注入され、その後2006年の利上げまでゼロ金利と量的緩和が続いた。


このようにして、低金利が続き、儲かる投資対象が枯渇した際に、ネットバブルというものは毎回発生している。


景気循環論という理論は有名だが、ネットバブルの場合、だいたいこれが6年周期といわれている(Yale大学のビジネススクールで受講したVCの授業でも教授は自信満々にそう述べていた)。

そもそも、世界経済のサイクルで、低金利、投資対象が枯渇するサイクルとほとんど連動しているわけなのでロジックは通っている。

それを当てはめると、上記のような期間にバブルが発生し、そして崩壊へ、そして、また次の拡大期へと移行する。



【現在の状況は本当にバブルか?】
さて、現状に目を向けてみたい。

2008年金融バブルの崩壊以来、低金利は続く、株価もさえない。
そして、ここに来て欧州危機だ、投資対象のほとんどが儲からない。

では、どこにお金を向ける?

過去は、株式市場が停滞している時でも、商品相場が堅調だったり、ヘッジファンドのパフォーマンスが良かったりとオルタナティブ(代替)投資先の選択肢は多かった。しかし、現在はその当たりの投資対象もほとんど冴えない。

そのため、今回は、前回・前々回以上にVCやPEに資金が流入している。
ベンチャー投資は控えていた年金基金や政府系ファンドの公的運用機関ですらVCへの投資をポートフォリオに組み込んでいる。(シンガポールの政府系ファンドGIC・テマセクは自前でVCを保有することで有名だ)
数億・数十億円、時に数百億円単位での金がぼこぼこ流入する。

しかし、世界市場全体が回復したり、ベンチャー投資の相対的な甘みが減少すれば、何時かは出て行くわけで、それがFACEBOOKの上場(来年の4-6月)がピークになる可能性が高いと個人的に予測している。

Mixiの上場の時を思い出してみたい。あの時、私は東京の某支店で富裕層営業をしていたわけだが、リタイアしたおじいちゃんやおばあちゃんまで、「Mixiって何かいいらしいね」と聞いてきたほど。実態がよく分からないけど、“いいらしいね”“いいような気がする”って、これはバブル発生前に起こる典型的な共通点。

よく理解しきれていない企業の、現在の収益ではなく、将来の予想収益(これがかなり適当だったりするのだが)に目を向けて多くの人達が投資をした。
(正直、販売・推奨している側でも理解していなかった人は多かったのではと感じざるをえない。)

「二年後のPERならまだ割安」、「いや5年後なら」、「俺は10年後を見てる」とかね。それは、「そのビジネスモデルが市場に評価し続けられたら」、「競争が激化せずに、今の利益率を持続できたら」、などという前提の下にあることを忘れて。

今回のネット周辺の盛り上がりを、第二次IT革命なんて呼ぶ人達もいるようだ。その背景はAppleやGoogleからのガジェット、OS、アプリやクラウド化、AmazonEC2などの出現によるサーバー管理の容易さなど、運営効率が上がりとコストが下落したことによるものと思ってる人も多いだろう。

確かに間違いない、これらの出来事は起業を容易に、経営を効率化し、テクノロジーを急加速させた。

しかし、この一番の理由は(上記したが)そこに投資する投資家が集まったことだ。その投資家は2008年を契機に株式や債券だけでなく、オルタナティブ投資(ベンチャーキャピタル・ヘッジファンド・不動産など)というものへの分散をするようになった。

そして、そのようにして流入したマネーに変調が起こっている。

欧州危機から始まる世界経済の再減速により欧州債券を中心に世界株式・債券が暴落。
⇒結果として、世界の投資家はリスク回避に走り、資金を投資先から引き上げる。
⇒そしてVCからも資金が流出、加えて銀行などはバランスシートが悪化し、企業やファンドへの貸渋りが加速する。
⇒その結果、投資資金が引き上げられ、資金力のない企業やマネタイズする前段階の企業、レバレッジをかけた企業は破綻へ追い込まれる。
(結局は、シンガポールや東京やボストンやシリコンバレーの資金も欧米・アジアの投資家からの資金なので)



【マクロ環境に関係なく生き残る企業は生き残る】

ただ肝心なことは、業界全体の資金供給量や商売機会が減るだけで、優良企業は生き残り続ける。

何度もネットの潮流を経験しながら、マイクロソフトもアップルもイーベイもグーグルもアマゾンも生き残ってる。
日本でも、ソフトバンクは株価が何十分の一になろうが、過去最高益を更新し続けているわけだし、2005年頃には注目の的だったサイバーエージェントや楽天だって、当時と比べて数倍の規模のビジネスまで拡大し、世界展開までスタートさせている。

そう、別にバブルが崩壊したら、全ての企業が潰れるわけではない。優良企業は生き残る、しかも、上記したように6年前後で次のブームが訪れる。そこまでに、また新たな潮流に乗る企業群が出現してるし、当時生き残った企業はまたマクロ環境の恩恵を全面に受け急加速する。



【バブル発生時に気をつけるべきこと】
こんな話をすると、ネット起業家、特にシリコンバレーの人達からすると、マクロなんて関係ないって、自分らがいいもの創るだけだなんて言われるかもしれない。

今年だけで17カ国を訪問し(年末のドバイ訪問を入れると18カ国)、多くの起業家達にお会いした。やはり、ネット系の起業家の人達にはこの発想の人が多いと感じた。心から尊敬するし、自分はその考え方が大好きだし、その気持ちがイノベーションに繋がるのだと思う。

たしかに、マクロ経済が良好だから参入するみたいな発想は、タイムマシン経営と同等の発想、いいものはどんな環境でも売れるし、そもそも新たな市場を創出しようとするのがイノベーションなわけで。

しかし、資金の流れだけは、変えられないという現実もある。資金が枯渇すればビジネスが周らないという現実がある。よくビジネスはヒト・モノ・カネという話がある。当然だが、ヒトもモノもカネという対価と交換で手に入れるもの。

個人的には、ベンチャー企業は資金調達するなら急いだ方がいいと思っている。また、既に投資を受けることに成功した企業も同じペースで投資を受けられると考えて前に進むのは気をつけた方がいいかと思う。キャッシュフローに気をつけながら、少し余裕を持って進むべきじゃないかな。

誤解を恐れずに、バブル期の資金管理の三原則を名づけると
1.早めに資金調達をしておく
2.多めにキャッシュを確保しておく (固定資産等を現金化などもこれに当る)
3.キャッシュフローを注視する(ポイントは不足の事態にB/Sが耐えられるか?⇒これは、自分らがしっかりしていればという話ではない。バブルが崩壊すれば、仕事の受注も減る。もちろん、取引先(特に売掛先)の倒産(=焦付き)等もありえる。
となるだろう。

正直、ソフトバンクは何度も潰れかけた会社として有名だ。特に2008年に潰れてもおかしくなかった、当時のソフトバンクのCDS(クレジットデフォルトスワップ:破綻した場合の保険のようなもの)は急騰しソフトバンク破綻説が現実的に市場で流れていたのも記憶に新しい。2006年にLBO(レバレッジドバイアウトのスキームでボダフォンを買収した時の1.2兆円の負債が圧迫した。
孫さんのビジネスを利回りで見る傾向「事業リターン-返済金利」が仇となった例だ。楽天だって、もしTBSを買収できていたら、2008年は相当に危なかったかと考えられる。

素晴らしいアイディアがあるのに、カネが不足し前進を阻まれるのは、箱根駅伝で区間記録を期待されている選手が脱水症状で途中リタイアせざるえないようなものだ。見ている方からしても非常に歯がゆいし、そのようなことは最低限理解しておいて欲しいと思う。

だから最年少上場リブセンス村上さんは、調達額は少なかったかもしれないが、このような環境でリスクを取って飛び込んでいったことは素晴らしいことだったと思うし、きっとこーいう方はビジネスモデルは変わったとしても、この先も色々な場面で我々を驚かせ続けることだろう。



【ネットベンチャーが大きくなる過程で何が起こる?】

最後に、経済的な観点でなく、心理的な観点から、ベンチャー企業の栄枯盛衰について触れたい

実は、まともなアイディアとビジネス進行能力、あとフットワークがあれば、その企業の戦略的ウェブサイトやプラットフォームがそれなりに有名になるまでの段階というのはそれほど難しくない。
そのレベルまでいった起業家は結構多い。TechCrunchやTechWaveなど、それに関連したメディアが普及した近年は一層容易になった。

しかし、そこで、2つの起業家に分かれる。

まず、この7~8割はいきなりチヤホヤされたり、モテだしたりして、六本木や麻布に繰り出し始める。
でも、最初の斬新なモデルはブームに乗っただけのユーザーには飽きられるし、意外とマネタイズできてないことに気付く。

その一方でトラフィックは相当数まで増加しておりサーバーコストなどに追われることになる。ちなみに、GREE田中社長も初期時代サーバーコストをクレジットカードのキャッシングで払ってたのは有名な話だろう。

そして、この7-8割の多くが事業継続困難になり、その前にはパーティーなどには常連だったが、いつのまにか姿を見る事がなくなる。

一方で、この7-8割の中でもしぶとく生き残った数%の起業家とプレ繁栄期も脇を締めて進んだ2割の起業家がマネタイズに成功できる段階にたどり着くことができ、そこから一気に加速するフェーズへ移行できる。


自分自身は元々起業家だったし、また、そこから離れて、この金融という業界に身を置いた御蔭で、そのような過程を見る事ができた。常に自分自身を見失うことなく進んでいきたいと存じる。



以上

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